
2025年4月13日から10月13日まで開催予定の「大阪・関西万博」について、世間の反応や期待できるポイントをまとめる。。酷評も多いが、いいところもあるはず。
世間の酷評:何故こんなに叩かれてるのか
大阪万博、実は結構なバッシングを受けてる。ネットやニュースを見てると、特に目立つ批判がいくつかある。
大阪万博は開催前から多くの批判に直面している。当初1250億円だった会場建設費が、資材費や人件費の高騰で2350億円に膨らみ、国・大阪府市・経済界が負担する公的資金の投入に対し、「税金の無駄遣い」との声が上がっている。Xでは「中抜き構造が問題」との指摘も見られる。また、海外パビリオンの建設が進まず、開幕直前でも着工が少数にとどまる状況で、参加国からは「高額プレハブ提案に困惑」との不満が報告され、準備不足への懸念が広がっている。会場となる夢洲は地盤が軟弱でメタンガス発生リスクが指摘され、木造大屋根リングは「火災に脆弱」、休憩所の2トン石吊り天井は「落下危険」と批判され、地震や台風時の安全性にも疑問が投げかけられている。さらに、目標来場者2820万人に対しチケット販売が低調で、世論調査では「行く気がない」が約7割を占め、会場内施設や飲食の価格高騰も「搾取」と不評である。テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」が抽象的で具体的な成果が見えにくい点も、「政治的アピール目的」との批判を招いている。
肯定的な側面
批判が多い一方で、大阪万博には期待される要素もある。「空飛ぶクルマ」(電動垂直離着陸機)やEVバス、AR・VR技術など、未来志向の体験が提供され、次世代社会のインフラを示す実験場として機能し得る。160カ国以上が参加し、各国の文化や技術が展示されることで、SDGsをテーマにした国際交流の場となる可能性もある。木造大屋根リングは世界最大級(建築面積6万㎡)の木造構造物で、「多様性と統合」の象徴として視覚的インパクトが期待される。公式マスコット「ミャクミャク」は細胞と水をモチーフにした独特なデザインで、初期の批判を乗り越え認知度を上げつつあり、グッズ展開も進んでいる。大阪の観光やインフラ整備を加速させる起爆剤となり、外国人観光客誘致や都市ブランド向上への寄与も見込まれている。
今後はどうなるか
大阪万博の成功は、残された課題の解決にかかっている。建設遅延が解消されずパビリオンが未完成のまま開幕すれば、来場者満足度が低下し批判がさらに増幅する恐れがある。一方で、空飛ぶクルマの実演成功や国際参加国の展示充実が実現すれば、評価が逆転する可能性もある。経済効果や来場者数の目標達成は不透明だが、開催後のレガシー(インフラ整備や技術実用化)が地域に残れば長期的意義を持つだろう。1970年万博のような歴史的評価を得るかは、開幕後の運営と成果次第である。
EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト2025年の万博、日本、大阪・関西で開催!テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
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